抜根(根っこ堀り)の費用相場|伐採後に切り株を放置するリスク
庭木の伐採を業者に見積もり依頼すると、「抜根(ばっこん)はどうしますか?」と聞かれることがあります。抜根とは、切り倒した木の根っこを土の中から完全に掘り起こして撤去する作業のことです。
「地上部分がなくなればいいから、根はそのままでいい」と思うかもしれませんが、切り株を放置することには大きなリスクが伴います。 この記事では、抜根にかかる費用相場と、切り株を放置する危険性について解説します。
抜根(切り株撤去)の費用相場
抜根の費用は、木の高さではなく**「幹の太さ(直径)」**で決まるのが一般的です。根の広がりや深さは幹の太さに比例するためです。
| 幹の太さ(直径) | 抜根作業費(1本) |
|---|---|
| 15cm未満(細い木) | 5,000円 〜 10,000円 |
| 15cm〜30cm(中ぐらいの木) | 10,000円 〜 25,000円 |
| 30cm以上(太い木) | 25,000円 〜 要見積もり |
※重機(小型ショベルカーなど)が入らない狭い場所での手掘り作業や、水道管などが近くにある場合は、追加料金がかかることがあります。
伐採後に切り株を放置する3つのリスク
伐採費用を安くするために抜根を見送ることも可能ですが、以下のリスクを理解しておく必要があります。
リスク1:シロアリや害虫の温床になる
枯れて腐り始めた切り株や根は、シロアリにとって大好物です。庭にシロアリの巣ができてしまうと、そこから家屋に移動して柱や土台を食い荒らすという、取り返しのつかない被害につながる恐れがあります。これが抜根を強くおすすめする最大の理由です。
リスク2:スズメバチが巣を作る
腐った切り株の隙間や、根が抜けてできた土の空洞は、オオスズメバチなどの地中に巣を作るハチの標的になりやすいです。
リスク3:また新しい芽が生えてくる
木の種類によっては生命力が非常に強く、切り株から新しい芽(ひこばえ)が生えてきて、数年でまた元の大きさの木に戻ってしまうことがあります。
どうしても抜根の費用を抑えたい場合の対処法
「どうしても費用が厳しい」「コンクリートの近くで物理的に根が掘れない」という場合は、根を掘り起こさずに木を完全に枯らす**「伐根(ばっこん・枯殺)」**という方法があります。
- 方法: 切り株の断面にドリルで複数の穴を開け、そこから原液の除草剤(ラウンドアップなど)を注入します。
- 効果: 根まで完全に枯死させることで、新しい芽が出てくるのを防ぎます。
ただし、枯れた根が土の中でゆっくり腐っていくため、シロアリ発生のリスクはゼロにはなりません。あくまで次善の策としてお考えください。
伐採と抜根、セットで依頼するとお得な場合も
伐採と抜根を別々の業者に頼むと、出張費などが二重にかかってしまいます。最初からセットで依頼できる業者を探して、総額で見積もりを比較するのが最も賢い方法です。
くらしのマーケットで伐採・抜根業者を探すまとめ
庭木を伐採する際は、将来のシロアリ被害や家屋への影響を防ぐためにも、基本的には「抜根までセットで行う」ことを推奨します。 見積もりを取る際は、「この料金には抜根と根の処分費も含まれていますか?」と必ず業者に確認するようにしましょう。